スポット紹介:手賀沼公園・弥生軒(千葉県)
手賀沼公園からの景色やその景色を愛した白樺派の文化人たちの説明に加えて、我孫子駅の唐揚げそばで有名な「弥生軒」について共有します。
※記事内の写真は、2019年12月28日に撮影しました。
こちらのツイートを詳しく見ていきます。
#スポット紹介 手賀沼公園(千葉県我孫子市)
— こさいん@駅メモで全国制覇を目指す(7,579駅/9,323駅) (@cosine_travel) 2020年3月25日
駅ホームの「唐揚げそば」で有名な我孫子ですが、駅から南に15分弱歩くと手賀沼公園があります。
この地は、志賀直哉など白樺派の文化人が住んでいたそうで、こんな景色を見て小説を執筆したのかもしれません。
是非、散歩してみてはいかがでしょうか? pic.twitter.com/1mQFgk6vcx
はじめに
都心からそう遠くなく、自然が感じられる場所を求めてる方はいらっしゃると思います。
そのような場所は何箇所かありますが、今回は千葉県我孫子市にある「手賀沼公園」を紹介します!
手賀沼公園は自然が感じられるだけでなく、文学好きな方にとっては聖地に近い場所と言っても良いかもしれません。
鉄道好きな方の間では有名な、我孫子駅ホームで食べられる「唐揚げそば」の話もあります。
「手賀沼公園」の概要
手賀沼公園の最寄り駅である「我孫子(あびこ)駅」までは、東京駅から常磐線快速電車で40分*1ほどです。
自然が感じられる「手賀沼公園」は、我孫子駅から徒歩15分ほどです。
手賀沼公園は、その名の通り「手賀沼」のほとりに整備された公園です。
公園からは、広々とした手賀沼の水面をご覧いただけます。
スワンボートなども楽しめます。
園内には、ふれあい岸辺や公園岬と呼ばれるポイントがあります。
ふれあい岸辺と公園岬は隣接しています。
ふれあい岸辺では、水辺のすぐ側まで下りられます。
暑い日には水に触れてみるのも良いかもしれませんね。
正午には太陽が手賀沼ちょうど上まで来ますので、ベンチに座ってひなたぼっこをすると気持ちが良いです。
手賀沼公園では、主に休日や夏休みなど限定ですが「ミニSL」が運行されています。
手賀沼の周りには、志賀直哉や武者小路実篤などの白樺派*2の文化人が住んでいました。
志賀直哉の文学作品である『暗夜行路』や『城の崎にて』などは、手賀沼の近くにあった自宅で執筆された作品です。
有名な文学作品の誕生を支えたのは、手賀沼の綺麗な景色だったのかもしれません。
講道館柔道の創始者であり日本でのオリンピック発展に尽力した「嘉納治五郎(かのうじごろう)」の別邸も、手賀沼の近くにあります。
手賀沼公園だけでなく、さまざまな文化人の生きた姿を感じられるスポットを巡ってみるのも面白いかもしれません。
それぞれのスポットは、公園から2km圏内にあります。
是非、都心からそう遠くない位置で自然や文化を感じられる手賀沼公園へお越しください!
「弥生軒」の概要
裸の大将でも知られる画家の山下清も、この弥生軒で勤務したことがあるそうです。
こちらは、常磐線水戸方面の電車が発着する1・2番ホームの東京寄りにある6号店です。
そば・うどんでなく、唐揚げ単品での購入も可能です。
唐揚げ単品は、店内 or お持ち帰りが選べます。
お持ち帰りで唐揚げ単品を購入して、手賀沼公園の公園岬あたりのベンチで食べても良いかもしれません。
そば・うどんでは、唐揚げ1個(400円)と唐揚げ2個(540円)があります。
写真は唐揚げ2個のそばですが、巨大な唐揚げ2個でそばが見えないほどです。
唐揚げ以外にも、かき揚げのそば・うどんなどがあります。
手賀沼公園に寄らずとも、弥生軒の唐揚げそばを食べるためだけに我孫子駅まで来ても良いかもしれません。
自分も唐揚げそばを食べるためだけに、町田市から我孫子駅へ向かうことはあります。
その際には、休日おでかけパスを使用しています。
山下清も勤務したこともあり、ボリュームのある唐揚げそばが食べられる弥生軒に是非お立ち寄りください!
「手賀沼公園」の所在地
日本全国旅行スポット紹介の、「手賀沼公園」付近に拡大した地図を埋め込んでいます。
適宜、拡大・縮小をして位置をご確認ください。
「手賀沼公園」へのアクセス(Google マップ)
みなさんの現在地から、手賀沼公園までのルート案内が表示されます。
※PCで閲覧されている場合は、現在地と違う場所が示されている場合があります。
*1:
◆常磐線について
東京駅は常磐線の駅ではありませんが、上野東京ラインの直通電車でアクセス可能なので案内をしています。
品川駅・新橋駅・東京駅から常磐線方面へ向かう特急以外の列車は、日中帯ですと1時間に2本です。
そのうちの1本は特別快速なので、我孫子駅には停車しません。
特別快速に乗車した場合は、途中の松戸駅や柏駅で快速にお乗り換えください。
上野駅や日暮里駅から我孫子駅へ向かう電車は多数ありますので、ご安心ください。
*2:
◆白樺派について
白樺派の「白樺」は、志賀直哉や武者小路実篤らが中心となって創刊した文芸雑誌の名前です。
1910年から1923年まで発行されていました。
「白樺」の作風や理念を共有していた作家達を、白樺派と呼びます。
*3:
◆弥生軒について
1・2番ホーム 東京寄り(6号店)
1・2番ホーム 水戸寄り(8号店)
4・5番ホーム(5号店)
弥生軒は我孫子駅の店舗が有名ですが、常磐線でお隣の天王台駅にも弥生軒の店舗があります。