駅メモで全国を旅するブログ

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日本全国を旅した記録を、豆知識などを交えてお伝えします。

【駅メモ攻略】福井鉄道鯖浦線_旅行記(その1)

ご覧いただきまして、ありがとうございます!

 

この記事は、位置情報ゲーム「駅メモ」の攻略を主軸とした旅行記です。

駅メモに関する専門用語も使っていますが、これらの説明などは行わないことを先にお断りさせていただきます。

 

 

また、自分は完乗主義ではなく、アイテムを多用して赤新駅を回収しました。

そのため、完乗主義の方にとっては有用ではない記事となることでしょう。

レーダーやルートビューンなどを使い、効率的に路線をコンプリートしたい方の助けになればと思っています。

 

 

とは言え、純粋な旅行記としても楽しめるように記事を作成したつもりです。

駅メモをプレーされていない方にも、楽しんでいただければ嬉しいです。

 

 

 

今回は「福井鉄道鯖浦線」をご紹介します。

 

 

攻略方法の概要

 

この記事を見てくださった方の中には、「攻略方法を早く知りたい」という方も居ると思います。

いち早く攻略情報を知りたい方にとって、旅行記の中に攻略情報が紛れていては煩雑に感じることでしょう。

 

よって、この節にて攻略に関する情報のみを簡潔に記載します。

行程を組む際には、この節で書かれた情報を見れば十分かと思います。

※自分が実際に辿った行程は、(その2)の記事の最後にて共有します。

 

皆さんが鯖浦線を攻略するときの参考になれば幸いです。

 

 

灰字の部分は、(その2)の記事に登場

 

【「福井鉄道鯖浦線」のコンプリートを目的として利用した路線】

・<バス>敦賀市コミュニティバス常宮線敦賀駅バス停~立石バス停を往復)

・<鉄道>福井鉄道福武線(越前武生駅→西鯖江駅

 

【攻略法】(重要な部分は太字

1. 敦賀駅前のロータリー「4番のりば」から「立石」行きのバスに乗車(12:50発)

2. 常宮線バスの終点「立石バス停」から、鯖浦線の末端部の駅にレーダーでのアクセス(陶の谷、樫津、下江波、江波、矢倉、織田)

3. 折り返しのバス(13:40発)で、敦賀駅まで移動

4. JR北陸本線を利用して、敦賀駅から武生駅まで移動

5. JRの武生駅から徒歩で福井鉄道福武線の「越前武生駅」まで移動、福武線乗車

6. 福武線の家久駅~サンドーム西駅間のカーブから、2.の手順ではアクセス不可だった駅(西田中、佐々生)にアクセス

 

 

※2.と6.の手順では、レーダー検知範囲が18まで必要です。平常時であれば「なつめ」のスキルとレーダーブースターを使用することになりますが、イベント時にはレーダーブースターのみで済むこともあります。

 

※上記の説明に登場していない4駅(鯖江、東鯖江、越前平井、川去)はJR北陸本線福井鉄道福武線から難なくアクセスできます。なお、6.の手順にてアクセスをした2駅(西田中、佐々生)はレーダーの範囲が18の場合、北陸本線からはアクセス不可です。

 

 

以下、路線の説明旅行記などが続きます。

バスからの車窓、観光情報の補足などをお楽しみください。

 

路線概要

 

福井鉄道鯖浦線の終点である「織田駅」跡周辺

 

路線情報
路線名 : 福井鉄道鯖浦線
読み方 : ふくいてつどう せいほせん
走行区間 : 鯖江駅~織田駅(駅メモ内のデータベース基準)
所属駅数 : 12駅(駅メモ内のデータベース基準)

 

【路線情報の補足】

福井鉄道鯖浦線は、鯖江駅から織田(おた)駅までの13駅を結ぶ路線でした。

1973年に廃止された路線でありながら、駅メモには収録されています。

(以下、福井鉄道鯖浦線を単に「鯖浦線」と表記します。)

 

鯖浦線の正しい読み方は「せいほせん」ですが、このように読むのは難しいです。

そのため、地元民などから「さばうらせん」と呼ばれることも多かったそうです。

自分も最初に見たときは「さばうらせん」だと思っていました。

 

鯖浦線の駅数ですが、Wikipediaなどでは13駅駅メモでは12駅となっています。

この理由は、水落(みずおち)駅を数えるか数えないかの違いです。

 

水落駅も駅メモには収録されていますが、福井鉄道福武線の単独駅扱いです。

鯖浦線の駅としては、登録されていません。

この記事は駅メモの攻略記事ですので、以降は「鯖浦線の駅数は12」という前提で話を進めます。

 

 

 【アイテムでの攻略可否】

 

鯖浦線が走ったルートを辿るバスもあり、そちらを利用すればレーダー等のアイテムは不要です。

ですが、自分の行程とは相性が悪く、今回はこのバスを使っていません。

 

よって、自分としてはレーダーを使用しての攻略をおススメします。

(鯖浦線跡に沿って走るバスを使っていないので、責任を持って「これが最適解だ」とは言えないですが…)

 

駅メモに登録されている廃止路線は、現存する路線からレーダーでコンプリートできる場合が多いです。

しかし、鯖浦線ではそれが不可能です。

 

鯖浦線は、駅メモに収録されている他の廃路線と比べて区間が長いです。

よって、現存する路線(JR北陸本線福武線)からでは、鯖浦線の末端部がレーダーの範囲に収まりません

それゆえ、鯖浦線を福井県のラスボス」扱いする方も多いことでしょう。

 

「マスターオブ福井」(福井県の全駅制覇称号)を獲得するためには、当然この鯖浦線もコンプリートする必要があります。

そのため、鯖浦線の攻略方法について頭を悩ます方も多いと思います。

「どのバスを使うか?」「どこでレーダーを飛ばすか?」などが考えどころです。

 

福井県で一番大変だった路線は「鯖浦線」だ、という方も居ることでしょう。

しかし、これから紹介する攻略法を試してみたところ、「思ったほど大変じゃないな」というのが正直な感想でした。

 

この記事では、主に敦賀市コミュニティバス常宮線(じょうぐうせん)を利用する方法をお届けします。

車窓から見る景色や一連の行程が、みなさんの今後の参考になれば幸いです。

 

 

旅行記

 

旅行日:2020年1月19日(日曜日)

 

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 【12:24 敦賀駅

 

ここは、敦賀(つるが)駅」です。

今回の北陸旅は、ここからスタートします。

 

敦賀福井県の南部に位置しており、滋賀県との県境も近い位置にあります。

北陸地方に含まれますが、文化圏としては近畿に近いかもしれません。

(参考までに、敦賀駅の位置を共有します。)

 

 

敦賀駅には、JR北陸本線JR小浜(おばま)線が通ります。

北陸と各地を結ぶ特急「サンダーバード」(大阪方面)、「しらさぎ」(名古屋方面)も停車する大きな駅です。

※一部の「サンダーバード」は敦賀駅を通過します。

 

先ほど「ここからスタート」とは言いましたが、この日はもう既に4時間ほど移動しています。

東京の方から名古屋米原を経由して、敦賀までやってきました。

 

敦賀駅まで乗ってきた列車は、米原駅始発の特急「しらさぎ53号」です。

(「しらさぎ」には、名古屋駅発着のものと米原駅発着のものがあります。)

 

 

冒頭の「攻略方法の概要」にて説明した通り、敦賀へ来た理由は敦賀市コミュニティバス常宮線(じょうぐうせん)」に乗るためです。

早速、バスに乗るべく敦賀駅の改札へと向かいます!

 

2021年7月現在、敦賀駅の改札は1箇所のみです。

「2021年7月現在」とわざわざ書いたのは、2024年の春に北陸新幹線が通る予定だからです。

北陸新幹線敦賀駅までやってきたら、恐らく駅の南側にも改札ができるはずです。

 

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こちらは、敦賀駅の改札前です。

「ようこそ 若狭路の玄関口へ」の看板には、左から「鳥居」「ふぐ」「松原」が描いてあります。

これらは、それぞれ下記のものをイメージしていると思われます。

 

 鳥居 : 氣比神宮(けひじんぐう)

 ふぐ : 若狭(わかさ)ふぐ

 松原 : 気比(けひ)の松原

 

鳥居と松原に関しては、後ほど実物が登場します。

 

また、北陸新幹線の看板もあります。

右下には小さく「2023年春 開業予定」と書いてあります。

ですが、先ほどは「2024年の春」だと紹介しました。

 

この画像を撮影した2020年1月の時点では、確かに「2023年春 開業予定」でした。

この後に色々なこと(※)があって、「2024年春 開業予定」となりました。

※「敦賀駅ホームの工期延長」「加賀トンネルの追加補強工事」など

 

 

看板があった位置からバスのロータリーまでは、徒歩で1分もかかりません。

早速、ロータリーへと向かいます。

 

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こちらが改札を出てすぐ、駅の北側にある駅前ロータリーです。

今回乗車する「敦賀市コミュニティバス常宮線」は、この4番のりばから発車します。

 

 

Googleストリートビューも共有します。

左手に見えるのがバスの4番のりば、右手に見える入口の先に駅の改札があります。

 

この通り、敦賀駅の改札を出て一番近いバスのりばが「4番のりば」です。

この距離ならば、列車とバスの乗り換え時間が短くても安心ですね。

 

 

とは言え、この時は全然急いでいなかったので近すぎて困ってしまったくらいです。

バスの発車時刻までは、20分ほど時間があります。

ということで、駅の周辺を散策することにしました。

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付近を散策していると、SLの車輪がありました。

これは、9600形蒸気機関車の動輪です。

プレートは「29600」ですが、形式は29600形ではなく9600形みたいです。

(SLについては、あまりよく知らないんです…)

 

車輪の下にある説明には、

 

敦賀駅の開業100周年(1982年)を記念して設置した

敦賀市国鉄※が両輪となって、力強く200年周年を目指す

 

といったことが書かれてあります。

国鉄とは、JRの前身である「日本国有鉄道」のことです。

 

敦賀駅の開業200周年の日は、2082年3月10日のようです。

その頃まで自分が生きてるか分かりませんが、元気だったら200周年の日に敦賀へ旅行しに行きたいです。

(ちなみに、生きていれば88歳です。)

 

補足:「鉄道と船の町」敦賀
補足本文(クリック or タップで表示)

 

敦賀は、日本海側で初めて鉄道が通った地域です。

また、「鉄道と船の中継地点」としての役割も果たします。

かつては敦賀港線(敦賀駅敦賀港駅)も走り、敦賀港からは各国へ往来する船が多く発着していました。

 

ちなみに、敦賀港の読み方ですが港の場合には「つるがこう」駅名の場合には「つるがみなと」となります。

 

1912年(明治45年)には、ヨーロッパとアジアを結ぶ役割を担った欧亜国際連絡列車」の運行が開始されました。

これは、東京(新橋駅)~敦賀港駅の列車、敦賀港~ウラジオストク港(ロシア)の航路、シベリア鉄道などを経由して日本とヨーロッパ各地を結ぶものです。

この列車は船への連絡列車ということで「ボート・トレイン」とも呼ばれました。

 

当時は、「欧亜国際連絡列車」が日本とヨーロッパを結ぶ最速ルートでした。

それでも、東京からパリへは17日間も要したそうです。

 

今では、成田空港からパリのシャルル・ド・ゴール空港までの所要時間は12時間半ほどだそうです。

所要時間をおよそ30分の1にしてくれた飛行機の偉大さを感じます。

 

当時の最速ルートであった「欧亜国際連絡列車」を利用した人には「日本で最初のオリンピック選手」「命のビザで助けられた人々」が居ます。

 

 

◇日本で最初のオリンピック選手

 

日本で最初のオリンピック選手とは、金栗四三(かなくりしそう)氏三島弥彦(みしまやひこ)氏です。

欧亜国際連絡列車」の運行開始と同じ1912年、選手団は「欧亜国際連絡列車」を利用して開催地のストックホルムスウェーデンへと向かいました。

 

余談ですが、1912年五輪のマラソンでは金栗氏がマラソンルートを外れ、熱中症で倒れてしまいました。

自然に考えたら「途中棄権」とみなされて、レースの記録は無しになるでしょう。

 

しかし、そうではありませんでした。

「途中棄権の意思が表示されていないし、完走もしていない」ということで、金栗氏のレースは続行の扱いとなっていたのです。

 

その後、1967年にストックホルムにて開催された記念式典に招待された金栗氏は、50年以上の時を越えて式典で用意されたゴールテープを切りました。

これにより、1912年五輪の全プログラムが終了しました。

その記録「54年8ヶ月6日5時間32分20秒3」は、マラソンの最長記録として知られています。

 

 

◇命のビザで助けられた人々

 

「命のビザ」で知られる杉原千畝(すぎはらちうね)氏は、ナチス・ドイツによる迫害から逃れるユダヤ人を日本経由で他国へと逃亡させるために、手書きで大量のビザを発行しました

ビザを発行されたユダヤ人は、リトアニアからシベリア鉄道ウラジオストクを経由して敦賀に辿り着きます。

敦賀港からは日本国内の鉄道を利用して神戸港横浜港へと向かい、ビザが不要な南米のキュラソーなどへ逃亡していきました。

 

 

欧亜国際連絡列車」が無かったら、"マラソン最長記録"も生まれず、多くのユダヤ人が命を落としていたかもしれません。

そんな「欧亜国際連絡列車」の一翼を担った敦賀港線は、2019年4月に廃線となっています。

廃止時には貨物専用路線のような状態で、1945年頃から旅客列車は走っていませんでした。

 

一応補足しますと、敦賀港線という独立した路線は無く、支線扱いです。

当初は日本で初めての路線である東海道本線の支線、廃止時には北陸本線の支線でした。

歴史的に重要な路線が廃線となってしまったのは、寂しい気もします。

 

しかし、敦賀港では国際的な貨物航路が新設されているそうです。

鉄路は無くなりましたが、敦賀港自体が衰退しているという訳ではないようです。

今も敦賀港周辺には、旧・敦賀港駅舎杉原千畝氏の業績を称えた記念館が残っています。 

 

敦賀に来たら、「鉄道と船の町」の歴史に思いを馳せるのも良いかもしれません。

 

SLの車輪を見ながら「鉄道と船の町」の歴史に思いを馳せていれば時間もすぐに過ぎたでしょうが、この時は何も知りませんでした…

この時の自分に「欧亜国際連絡列車」の話を教えたいくらいです。

 

 

色々とブラブラしているうちに、バスが到着しました。

いよいよ、鯖浦線コンプリートに向けて出発です!

 

ここでバスの写真を貼るべきなんですが、何故かバスの写真を撮っていませんでした…

なので、敦賀市コミュニティバス常宮線について文字で補足します。

 

補足:敦賀市コミュニティバス常宮(じょうぐう)線

敦賀市コミュニティバス常宮線は、敦賀駅バス停~立石(たていし)バス停」を結ぶバス路線です。

区間の所要時間は片道約40分、運賃は片道で大人1人200円(均一運賃)です。

敦賀駅を出て次のバス停で降りても200円、立石バス停まで乗っても200円です。

 

コミュニティバスとは言え、福井鉄道バスの車両がやってきます。

マイクロバスのような小さい車両ではなく、よく見る路線バスタイプの車両です。

「なんかコミュニティっぽくないな」と思って見送らないようにご注意ください。

 

後乗り・前降りのタイプで、均一運賃なので整理券などは出ません

運賃は乗車時ではなく、降車時に支払います

今はどうか分かりませんが、自分が乗った時は交通系ICでの支払いは不可でした。

 

それでは、ここからはコミュニティバスからの車窓などをお届けしていきます!

 

敦賀駅を出て少しすると、「気比神宮前バス停」を通ります。

その名の通り、氣比神宮(けひじんぐう)」の最寄りとなるバス停です。

 

前述の通り、「氣比神宮」は鳥居が特に有名です。

氣比神宮・大鳥居」は、「春日大社・一之鳥居」「厳島神社・大鳥居」と並んで日本三大木造鳥居に数えられます。

 

さも詳しそうに書いてますが、大鳥居が有名なのはこの記事を書くのにあたって調べてから知ったことです。

バスに乗っているときは、何も知りませんでした…

 

 

海上の大鳥居が有名な厳島神社に関しては、下記の記事でも紹介しています。

よろしければ、お時間のあるときにご覧ください。

 

 

 

鳥居のことは何も知らなかったので、この時は写真も撮らずに素通りです。

お見せできる写真が無いので、代わりにGoogleストリートビューを共有します。

 

 

バスの右側から見える車窓も、こんな感じでした。

拡大していただくと、氣比神宮の大鳥居がよく見えます。

 

 

気比神宮前バス停を過ぎると、バスは交差点を左に曲がっていきます。

(上のGoogleストリートビューが、まさに曲がっている途中です。)

交差点を左折した後、少し進むと「気比の松原バス停」です。

 

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これは、バスの車窓から見た気比の松原です。

気比の松原」は、日本三大松原の1つに数えられます。

 

駅の改札付近にあった看板には、「鳥居」と「松原」の絵が描いてありました。

前述の通り、「氣比神宮・大鳥居」は日本三大木造鳥居の1つです。

そして、「気比の松原」は日本三大松原の1つです。

 

どちらも、日本三大〇〇に数えられる立派な名所だったということですね。

そして、常宮線のバスに乗れば「鳥居」と「松原」の実物を見ることができるという訳です。

この時は何も考えずに乗っていましたが、凄いところを走っていたんですね。

 

補足:日本三大松原
補足本文(クリック or タップで表示)

 

「日本三大松原」に数えられるのは、下記の3か所です。

 

三保の松原静岡県静岡市

気比の松原福井県敦賀市

・虹の松原(佐賀県唐津市

 

このうち、「三保(みほ)の松原」は世界文化遺産になっています。

「そんな話は聞いたこと無いぞ??」と思う方も居るかもしれませんが、富士山が世界文化遺産であることはご存知の方も多いはずです。

世界自然遺産だと勘違いされることも多いので、文化を太字にしました。)

 

三保の松原」も、「富士山」の一部として世界文化遺産に登録されています。

三保の松原」の他にも富士五湖」「忍野八海(おしのはっかい)」などの資産が世界文化遺産「富士山 - 信仰の対象と芸術の源泉」の一部となっています。

 

しかし、「三保の松原」は世界文化遺産になれない可能性もありました。

専門機関からは三保の松原を除くなら富士山を世界文化遺産にしても良いよ」と言われてしまったのです。

除外勧告を受けたのは、「三保の松原だけ富士山から遠すぎる」などが理由です。

 

最終的には、紆余曲折を経て無事に「三保の松原」も世界文化遺産となりました。

世界文化遺産に「三保の松原」も含まれた理由の1つは、その景観の良さです。

 

海と松原と富士山の景色は、葛飾北斎歌川広重も描いたほど綺麗な景色です。

これによって、「芸術の源泉」としての価値が認められたのです。

 

 

一方、「気比の松原」と「虹の松原」は世界遺産ではありません

ですが、この2つは「三保の松原」に比べて交通のアクセスが良いと思います。

 

「虹の松原」の近くには、JR筑肥(ちくひ)線の虹ノ松原駅があります。

虹ノ松原駅東唐津駅にかけて、広大な松原を見ることができます。

 

ただ、松原の全景というよりは松の木を近くに見る形になりますね…

東唐津駅からは少し引いたアングルで虹の松原が見えますが、全景というほどではありません。

(参考、東唐津駅のホームに降りたときのツイート)

 

 

全景が見たい方は、唐津城などを観光すると良いかもしれません。 

 

「虹の松原」の景色は、筑肥線の列車から楽しむことができました。 

気比の松原」の景色が楽しめるのが、今回乗車しているバス路線の常宮線です。

タイミングを逃して写真は撮れていないのですが、綺麗に見えるポイントは後ほどお伝えします。

 

 

最後に、松原というのは景観のためだけに作られたものではありません。

日本三大松原のみならず、基本的に松原は海に沿って広がっています

これは、砂浜の砂が海風に乗って住宅地へと流れ込むのを防ぐ「防砂林」の役割を松原が果たしているからです。

 

景観も良く、近隣住民の助けにもなる、そんな松原を是非お楽しみください!

 

バスは気比の松原沿いを走っていきますが、突然メインの通りを外れていきました。

どうやら、団地の中に入っていくようです。

 

その理由は、バス停が団地の中にあるからでした。

(確か、松葉町バス停」です。)

表の通りではなく団地の中にバス停があるのは、住民への優しさを感じました。

 

団地のバス停を出発すると、気比の松原からも離れていきます。

そして、海沿いを北上する形で走行していきます。

 

 

 

※地図は「拡大・縮小」をして見やすい位置に移動していただければと思います。

 

 

ここから、バスは若狭湾に沿って北上していきます。

終点の立石バス停まで、海沿いの道を20分ほど走行します。

 

途中、集落が現れたり消えたりを繰り返していました。

集落にはボートや船も多く、若狭湾が生活の一部になっているんだなと思いました。

 

 

終点の立石バス停に到着する直前には、「原電前バス停」を通ります。

原電というのは、敦賀原子力発電所敦賀原発のことです。

どうやら、敦賀原発の敷地内を通過していくようです。

 

「もしかして、入っちゃいけない場所なのか?」と少し不安になりました。

そんなことは無く、関係者でなくとも敦賀原発の敷地を通過することができました。

 

もちろん、実際に降りて敷地内に入るのは難しいと思います。

あくまでも、常宮線のバスに乗って通過するだけなら大丈夫ということでしょう。

 

 

原電前バス停を通りすぎると、トンネルに入ります。

このトンネルを抜ければ、終点の立石バス停です。

 

 

 

 

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【13:29 立石バス停】

 

敦賀駅から約40分、バスの旅(往路)が終了です。

運賃は後払いなので、現金で200円を払ってバスを降ります。

 

こちらが今回のお目当てである、終点の「立石バス停」です。

バス停標には、メーテル星野鉄郎が描かれていますね。

 

ここまでお世話になったバスは、堤防の奥へと進んでいきます。

10分ほど休憩した後、折り返しのバスとなって再びここへやってきます。

 

補足:敦賀市と『銀河鉄道999
補足本文(クリック or タップで表示)

 

立石バス停のバス停標に描かれた「メーテル」や「星野鉄郎」は、銀河鉄道999(スリーナイン)』のキャラクターです。

銀河鉄道999』の原作者は、松本零士先生です。

このようなコラボがされているということは、この地域が作者の地元であるという例が多いです。

 

しかし、松本零士先生は福岡県久留米市の生まれで、育ちは東京都練馬区です。

福井県敦賀市で過ごした経歴も無く、敦賀市銀河鉄道999』の関係性は不明かのように思われます。

 

ここで、先ほど補足した敦賀「鉄道と船の町」であることが関係してきます。

見落としていましたが、敦賀駅前には銀河鉄道999』や宇宙戦艦ヤマト銅像があったそうです。

宇宙戦艦ヤマト』も同じく、松本零士先生が関わったアニメです。

 

そんな鉄道と船の町である敦賀市が、1999年に敦賀港開港100周年キャンペーンの一環として、銀河鉄道999』『宇宙戦艦ヤマト』とコラボしたようです。

松本零士先生もこのコラボに快諾して、駅前には銅像が立ちならび、バス停標にはアニメキャラが描かれているということです。

 

ここで、「さっき100周年って1982年じゃなかった?」と思うかもしれません。

「鉄道と船の町」の補足で100周年を記念したのは、敦賀駅の開業(1882年)です。

敦賀港の開港は1899年のこと、敦賀駅の開業よりも後に開港したんですね。

 

話を銅像に戻します。 

見落とした銅像は、駅前ロータリーの端っこ駅前通りである敦賀シンボルロード(白銀通り)沿いに並んでいるそうです。

 

敦賀シンボルロードというのは、常宮線のバスが通ってきた道です。

よく見れば、バスの車窓からも銅像が見えたのかもしれませんね。

 

駅から敦賀シンボルロードを10分ほど歩くと、「白銀町バス停」があります。

 

 

こちらが、白銀町(しろがねちょう)バス停です。

「アル・プラザ敦賀の目の前にバス停があります。

HEIWADO(平和堂)の文字も見えます。

 

ちなみに、平和堂滋賀県を中心にスーパーマーケットを展開する企業です。

滋賀県の他にも、福井県や愛知県など近畿・北陸・東海に店舗があります。

スーパーマーケットなどからも、地域の特色を感じとれる気がします。

(東北地方のヨークベニマル、中国地方のゆめタウン など)

 

今回の旅では、敦賀駅前で時間を持て余していました。

駅前ロータリーや敦賀シンボルロードの銅像を見ながら歩いて、この白銀町バス停から常宮線のバスに乗れば良かったですね。

恐らく、事前に銅像のことを知っていればそうしたと思います。

 

是非、みなさんは銀河鉄道999』や『宇宙戦艦ヤマト』の銅像をご覧ください!

自分も次に敦賀を旅したときには、見てみようと思います。

 

補足内でお話の内容が敦賀駅周辺に行ってしまいました。

元々は、立石バス停のバス停標から展開したお話でした。

お話の内容を立石バス停に戻します。

 

 

どうして立石バス停に来たかと言うと、鯖浦線の駅にレーダーを飛ばすためでした。

さて、本当にここから鯖浦線の駅をレーダーで取得できるんでしょうか?

 

それではご覧ください。

下記の画像が、立石バス停からのレーダー検知範囲になります。

(※画像はAndroidアプリ「最寄り駅サーチ」のものです。一部加工済み)

 

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アクセスするのが福井県最難関レベルの「織田駅」が、検知範囲に含まれています!

その他、立石バス停からは鯖浦線の6駅にアクセスすることが可能です。

 

ここで、鯖浦線全12駅(駅メモ内のデータベース基準)をまとめてみます。

 

駅名 読み 備考
鯖江 さばえ JR北陸本線からチェックイン可
鯖江 ひがしさばえ JR北陸本線からチェックイン可
越前平井 えちぜんへいい JR北陸本線からアクセス可(レーダー)
川去 かわさり JR北陸本線からアクセス可(レーダー)
西田中 にしたなか
佐々生 さそう
陶の谷 すえのたに 立石バス停からアクセス可(レーダー)
樫津 かしづ 立石バス停からアクセス可(レーダー)
下江波 しもえなみ 立石バス停からアクセス可(レーダー)
江波 えなみ 立石バス停からアクセス可(レーダー)
矢倉 やぐら 立石バス停からアクセス可(レーダー)
織田 おた 立石バス停からアクセス可(レーダー)

 

立石バス停からアクセスできたのは6駅、アクセス不可だった駅も同じく6駅です。

アクセス不可だった駅のうち、4駅(鯖江~越前平井)は簡単にアクセスできます。

JR北陸本線の他、福井鉄道福武線からもチェックインやアクセスが可能です。

 

となると、残るは佐々生駅西田中駅2駅です。

この2駅には、JR北陸本線からも立石バス停からもレーダーを飛ばせません。

ですが、福井鉄道福武線の一部区間からレーダーでアクセスできます

 

この通り、立石バス停から鯖浦線の全駅にアクセスできる訳ではありません。

ですが、アクセスが超大変な織田駅にレーダーが届くのは大きい利点です。

若狭湾を挟んでの織田駅へのアクセス、みなさんも是非お試しください!

 

補足:織田地域と信長公の関連
補足本文(クリック or タップで表示)

 

この記事では、鯖浦線の終点である「織田」の名前がよく出てきました。

織田という名前を聞いて、「織田信長との関係は?」と思った方も多いでしょう。

実は、織田信長公とも関係があるそうです。

 

織田信長」の名を知らない、という方は少ないかと思います。

学校の授業でも習いますし、テレビのクイズ番組などでもよく耳にする名前です。

 

旅をしていて岐阜駅で降りる機会がある方は、駅前にそびえ立つ黄金の信長公像を見たことがあるかもしれません。

ちなみに、元々「井口(いのくち)」と呼ばれていた地域を「岐阜」と名付けたのは信長公とされています。

 

信長公と言えば、尾張安土のイメージが強いはずです。

尾張国は現在の愛知県・岐阜県の一部、安土城があるのは現在の滋賀県です。

 

しかし、織田一族のルーツは愛知でも岐阜でも滋賀でもないようです。

織田一族のルーツがあるのが、鯖浦線の終点となっていた織田地域です。

付近には、「織田神社」もあるそうです。

 

織田信長公の生誕地、という訳ではありませんが織田一族発祥の地ではあります。

信長公のルーツを辿るべく、福井県の織田を訪れてみるのも良いかもしれません。

  

それでは、鯖浦線の残り2駅へアクセスするために動きます。

福井鉄道福武線の始発駅は、JRの武生駅から近い前武生(えちぜんたけふ)駅です。

武生へと向かうためには、まず敦賀駅に戻る必要があります。

 

まずは、折り返しのバスに乗って敦賀駅へ向かいます!

 

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常宮線の嬉しいところは、運賃の安さ折り返しの早さだと思っています。

13:29に到着したバスは、13:40発の敦賀駅前行きのバスとしてすぐに折り返します。

 

鯖浦線跡の近くを走るバスは、終点に着いたら折り返しが1時間後みたいな感じだったと記憶しています。

(もちろん、時間帯によっては折り返しがちょうど良いこともあるでしょう。)

これじゃ困るな…と思っていたところで「常宮線」の情報を見つけたので、ありがたいと思いました。

 

 

バス停標の横には、待合室があります。

帰りはバスが反対側の車線に来るものだと思って、待合室の向かいにある堤防で待っていました。

Googleストリートビューの向きを180度変えていただければ、堤防が見えます。)

 

ですが、バスは待合室側にある砂利が敷かれているスペースに停車しました。

(元々、Googleストリートビューで見えている位置です。)

堤防側で待っている必要は無かったようですね。

 

考えてみれば、敦賀駅行のバスを利用する方のために待合室があるんです。

「反対の堤防側に停車したら、何のための待合室なんだ」という気もしてきます。

 

なので、発車時刻まで待合室で待っていても大丈夫です。

皆さんは安心して待合室などでお待ちください。

 

 

敦賀駅前行きのバスは、海沿いの車線を走ります。

車窓から海を撮る場合は、行きよりも帰りの方が良いかもしれません。

 

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こちらは、手の浦海水浴場の近くです。

常宮線のバス停ですと、「手の浦バス停」「手の浦口バス停」の辺りです。

 

天気は生憎の曇りでしたが、白い砂や透明度の高い水が綺麗に見えました。

ちなみに、手の浦は「てのうら」ではなく「たのうら」と読みます。

 

「手の浦」の由来を少し調べてみましたが、分かりませんでした。

何か分かる方は、コメントいただけると嬉しいです。

 

 

手の浦を過ぎると、バスは再び「気比の松原」に近づいていきます。

 

 

海沿いの道が終わって、再び敦賀の市街地に入っていく直前です。

バスから気比の松原を見るなら、この辺が一番良いと思います。

 

バスから気比の松原を撮った写真が無い理由は、タイミングを逃したからです。

もうちょっと近づくかなと思ってスマホを構えていましたが、そうこうしているうちに建物に隠れて見えなくなってしまいました…

なので、恐らくこの辺りがベストなビューポイントです。

 

ストリートビュー内にある「Googleマップで見る」を押せば、位置が分かります。

みなさんは是非、良いアングルでバスから見る気比の松原をお楽しみください。

 

 

市街地に入り、団地のバス停も通りすぎ、バスは着々と敦賀駅へ進んでいきます。

このときは、記事で補足した「氣比神宮・大鳥居」や「敦賀シンボルロード」のことは知らなかったので、もちろん帰りも素通りです。

 

立石バス停から約40分、再び敦賀駅に戻ってきました。

運賃は後払いなので、現金で200円を払ってバスを降ります。(2回目)

 

往復で400円、約1時間半のバス旅が終了です!

 

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【14:17 敦賀駅

 

ちなみに、バスは定刻であれば14:19に敦賀駅に到着する予定でした。

しかし、実際には2分早く14:17に到着しました

バスは遅れるイメージが強いですが、こんなこともあるんですね。

 

武生(たけふ)駅までは、14:25発の特急「しらさぎ55号」を利用します。

定刻通りであれば、乗換時間は6分となります。

常宮線のバスから「しらさぎ55号」へと乗り継ぐ際は、時間にお気を付けください。

 

とは言え、常宮線のバスが停車するのも駅の出入口に一番近い「4番のりば」です。

特にトラブルが無ければ、6分乗り換えは余裕かと思います。

 

バスの「4番のりば」が近くて、行きは時間を持て余しました。

逆に、帰りは恩恵を受ける形になりました。

 

それでは、「鉄道と船の町」であり有名な鳥居松原がある敦賀を離れます。

福井鉄道福武線との乗り換え駅である「武生駅」へと出発です!

 

(続きは、「【駅メモ攻略】福井鉄道鯖浦線_旅行記(その2)」をご覧ください。)

 

 

まとめ

 

今回は、敦賀駅周辺の情報敦賀市コミュニティバス常宮線についてお届けしました。

福井県で最もアクセスが大変であろう織田駅に、若狭湾の対岸からアクセスするという少しトリッキーな攻略方法でした。

 

常宮線バスの利点は、運賃の安さ折り返しの早さだと思っています。

400円と約1時間半で敦賀駅と立石を往復できる上に、北陸本線の特急列車とも乗り継ぎが良いです。

 

常宮線のバスは1日3本と少ないのですが、12:50敦賀駅を発車するバスに乗る行程を組めば特に問題は無いかと思います。

記事でも紹介した通り、しらさぎ53号」しらさぎ55号」と相性が良いです。

 

安くて速くて(?)ちょうどいい、常宮線バスを是非ご利用ください!

 

※注意

新型コロナウイルスの関係で、祝日を除く月曜日~木曜日はしらさぎ53号」が運休となっています。

その他の列車に関しても、ご旅行の際は情報をご確認ください。

 

  

 

メインである「鯖浦線のコンプリート」は、(その2)の記事で達成します。

福武線の様子や鯖江駅周辺の情報も、(その2)の記事でお届けします。

 

また、(その2)の記事では1日の行程表を共有したり、他の攻略方法も紹介したりする予定です。

今回の旅は全部で3泊4日であり、「北陸観光フリーきっぷ」を利用しました。

フリーきっぷに関するお話も、 (その2)の記事でさせていただければと思います。

敦賀市コミュニティバス福井鉄道は、フリーきっぷでは利用できません。

 

 

最後に、常宮線のバスで攻略する方法は自分で考え抜いたものではありません。

駅メモWiki敦賀市コミュニティバスの存在を知って、それを実行しただけです。

 

敦賀市コミュニティバスのことを駅メモWikiに書いてくださった方に感謝します。

お陰さまで、若狭湾の景色などを楽しみながら鯖浦線を攻略できました。

 

自分が駅メモWikiを見て感動したように、この記事も誰かにとって助けとなっていれば幸いです。

 

あとがき(お断り)

 

この記事で記載した攻略情報は、あくまでも「一個人の旅行の記録」です。

「これが最適解である」といった意図はありません。

また、他の攻略記事を批判する意図も無いことをご理解ください。

 

付随情報」の部分では、みなさんの今後の参考になりそうな情報を紹介しました。

しかし、自分が乗っていない列車や自分が利用していない攻略法を記載しています。

正確な情報を記載したつもりですが、実際に見たり行ったりした訳ではないので一部に不正確な情報が含まれている可能性があります。

この点をご留意いただけますと助かります。

 

記載した情報は、基本的に自分が実際に旅行をした時点のものです。

現状と異なる部分には補足をさせていただいたつもりですが、記事の修正タイミング等により古い情報が掲載されている可能性がございます。

この点にもご留意いただけますと助かります。

 

 

ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました!

Twitterではクイズ企画を開催中の他、noteでも不定期で記事を更新しています。

今後とも、ブログ記事やコンテンツなどご覧いただけますと嬉しいです。

 

 

 

 

 

【駅メモ攻略】JR木次線旅行記

ご覧いただきまして、ありがとうございます!

 

この記事は、位置情報ゲーム「駅メモ」の攻略を主軸とした旅行記です。

駅メモに関する専門用語も使っていますが、これらの説明などは行わないことを先にお断りさせていただきます。

 

とは言え、純粋な旅行記としても楽しめるように記事を作成したつもりです。

駅メモをプレーされていない方にも楽しんでいただければ嬉しいです。

 

 

駅メモ攻略】の記事では、「駅メモでの路線コンプを目的とした攻略法」をお届けします。
レーダーやルートビューンなどを使い、効率的に路線をコンプしたい方の助けになればと思います。

タイトルが「〇〇線旅行記」の形になっている記事では、攻略情報に加えて自分が実際に旅をした時の様子(旅行記)もお届けします。

 

この記事が、みなさんにとって今後の旅の参考になれば幸いです。

 

 

 

今回は「JR木次線」をご紹介します。

 

 

路線概要

 

JR木次線が通る宍道駅周辺の地図

 

路線情報
路線名 : JR木次線
読み方 : ジェイアールきすきせん
走行区間 : 宍道駅備後落合駅
所属駅数 : 18駅

 

【路線情報の補足】

木次線は、宍道駅から南下して備後落合駅までを結ぶ路線です。

基本的に普通列車のみの運行ですが、臨時のトロッコ列車「奥出雲おろち号」も走ります。

駅名の読み方に関する補足をしますと、木次線の起点・終点はそれぞれ宍道(しんじ)、備後落合(びんごおちあい)と読みます。

 

【アイテムでの攻略可否】

レーダーやルートビューンのみでの路線コンプリートは不可能です。

鉄道で攻略する場合は、木次線に乗車する必要があります。

 

ということで、実際に木次線に乗車しました!

ここからは、宍道駅から備後落合駅まで木次線に乗車した時の様子をお届けします。

紹介する列車や景色が、みなさんの今後の参考になれば幸いです。

 

旅行記

 

旅行日:2019年5月5日(日曜日)

 

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 【11:04 宍道駅、到着】

 

こちらは山陰本線から木次線へと乗り換えられる、宍道駅です。

この日は、出雲市駅から旅をスタートしました。

写真に写る山陰本線普通列車は、出雲市駅を10:41に発車したものです。

 

木次線の発車まで10分ほど待ち時間があったので、駅周辺を散策していました。

宍道駅にはクルーズトレイン「TWILIGHT EXPRESS 瑞風(みずかぜ)」も停車するので、瑞風の幕などが掲げてありました。

瑞風の停車時には、地元の方がお出迎えしてくれるそうです。

 

 

散策こそしましたが、この時は写真をあまり撮りませんでした。

色々と紹介できたら良かったのですが、この記事で共有できる写真は無いです…

駅周辺の様子が楽しみだった方、申し訳ありません。

 

駅周辺の散策も終わり、いよいよ木次線へと乗車します!

 

補足:運転時刻の変更
恐らくダイヤ改正によるものかと思いますが、現在は出雲市駅を10:41に出発する列車は無く、10:51発になっています。
宍道駅での待ち時間もほとんどありません。
2020年12月現在のダイヤですと、
 
10:51発 出雲市
 山陰本線 米子行
11:09着 宍道
 
11:12発 宍道
 木次線 備後落合行
14:33着 備後落合
 
といった行程になりますので、宍道駅での待ち時間は3分です。
この後に紹介する木次線でも、自分が乗車した2019年5月と現在では発着時刻が異なる駅がいくつかあります。
 
実際に出雲市駅から木次線方面へ向かわれる方は、ご注意ください。
旅行記の最後には行程表もありますので、最新の情報はそちらでもご確認ください。

 

 

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【11:18 宍道駅、出発】

 

こちらが、今回お世話になるJR木次線です。

この写真だと分かりにくいですが、宍道駅を発車する時点では2両編成です。

ここから約3時間かけて、備後落合駅へと向かいます!

 

木次線の車窓からは、山間部の集落など長閑な風景が楽しめます。

長閑な風景から一変して、路線名の由来にもなっている「木次駅」の周辺では赤い屋根瓦の家屋などの建物が多く見られました。

赤い屋根瓦の家屋は、島根県内ではよく見かけます。

 

この時は車窓をあまり撮っていなかったので、文面のみでの紹介となります。

1枚くらい撮ればよかったですね…

長閑な風景や赤い屋根瓦の家屋は、実際に木次線にご乗車になってお楽しみください!

 

 

途中、連続して「出雲八代駅」と「出雲三成駅」を通ります。

それぞれ、出雲八代(いずもやしろ)、出雲三成(いずもみなり)と読みます。

 

〇〇何丁目という駅名なら数字が連続するのも分かりますが、そうでもないのに数字が連続しているのは珍しいなと思いました。

このように、景色だけでなく駅名にも注目してみると更に面白い旅になるかもしれません。

 

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【12:58 出雲横田駅、到着】

 

数字が連続する出雲三成駅から2駅目、出雲横田駅に到着です。

大きなしめ縄が特徴的な駅舎は、まるで神社のようです。

しめ縄は出雲大社をイメージしたものなのかは定かではありませんが、立派ですね。

 

補足:しまねっこ
しめ縄の左側に居る黄色い猫は、島根県観光キャラクター「しまねっこ」です。

出雲横田駅に限らず、島根県の色々な場所で「しまねっこ」を目にします。
JR山陰本線などを走る特急スーパーおきスーパーまつかぜは、「しまねっこ」がラッピングされた車両で走ることがあります。
宍道湖の北部などを走る一畑電車では、車内に「しまねっこ」が居る列車も走っています。
是非、島根県を観光した際は「しまねっこ」を探してみてください。

 

出雲横田駅では、10分ほど停車する予定です。

ここまで2両編成でやってきましたが、後ろの車両を切り離すようです。

 

せっかくなので、途中下車をして駅の周辺を散策してみました。 

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こちらが駅前の様子です。

「とりあえず駅前の様子を残しておこう」と思って撮った写真です。

 

後から知った話なんですが、この写真にはとある建物が写っていました。

しめ縄が特徴的な駅舎の左に、建物が見えると思います。

写真の左側で女性2人組にモザイクをかけていますが、その後ろに見える建物です。

 

この建物は「そろばん資料館」だそうです。

島根県の雲州そろばんは、兵庫県播州そろばんと並んで有名とのことです。

 

先ほどの写真だと分かりにくいかもしれませんが、建物の側面にある模様がそろばんの珠のようになっています。

建物の側面にあるそろばんの珠の模様は、実際に出雲横田駅を下車した際に確かめてみてください。

 

補足:雲州(うんしゅう)について

雲州(うんしゅう)に使われている雲の字は、「出雲」に由来しています。

かつての地方行政区分では、同じ日本でも地方によって複数の律令国に分かれていました。

例:
 現在の関東
武蔵国(むさしのくに)、相模国さがみのくに)、など

 現在の近畿
河内国(かわちのくに)、大和国(やまとのくに)、など

現在の島根県東部は出雲国(いずものくに)と呼ばれていました。
雲州は、出雲国の別称です。

雲州そろばんは、現在の島根県東部にあたる出雲国の名産ということになります。
しまねっこ」の補足で紹介した一畑電車にある雲州平田駅にも、「雲州」の文字が使われています。

ちなみに、現在の島根県西部は石見国(いわみのくに)と呼ばれていました。
世界遺産石見銀山や、伝統芸能石見神楽で「石見」の文字を見かけます。
先ほども紹介した島根県の多くの家屋で見られる赤茶色の屋根に使われているのは、石見国の名産である石州瓦(せきしゅうがわら)です。

 

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【13:02 出雲横田駅ホーム】

 

当時の自分は、雲州そろばんのことは全く知りませんでした。

なので、駅前の写真だけを撮影して早々にホームまで戻ってきました。

 

先ほどお伝えしたとおり、ここ出雲横田駅で後ろの車両を切り離します。

宍道駅から出雲横田駅までは、前1両が緑と黄色のラインが入った車両、後ろ1両がオレンジ1色の2両編成で運行してきました。

 

出雲横田駅ではオレンジ1色の車両を切り離し、緑と黄色のラインが入った車両のみがこの先の備後落合駅まで向かいます。

(日によっては、オレンジ1色の車両が備後落合駅へ行くこともあると思います。)

切り離しを見届けた後、緑&黄色ラインの1両となった列車に乗車します。

 

補足:列車の色
ここまで、列車の色を「緑&黄色ライン」や「オレンジ1色」と表現していました。

実は、これらにも名前があります。
緑&黄色ラインの配色は「木次色」、オレンジ1色の配色は「首都圏色」です。
これらは公式の呼称ではなく、鉄道ファンなどの間で使われる呼称です。

首都圏色は、別名「タラコ色」としても知られています。
首都圏色やタラコ色と言われている色は、正式には「朱色5号」といいます。
旅行記の冒頭、宍道駅で撮影した山陰本線の車両も朱色5号でした。

木次線の近隣を走る車両は違った配色になっており、「浜田色」「津山色」「福塩色」などの呼称で親しまれています。
どの配色がどの呼称かは割愛させていただきますが、列車の配色にも呼称があると頭の片隅に入れておいていただければ幸いです。

 

 

13:09、出雲横田駅を出発です。

 

出雲横田駅を出ると備後落合駅までは残り5駅なのですが、1時間20分ほど要します。

1駅の間はだいたい10分程度ですし、距離も残り30kmほどです。

1時間20分もかからなさそうですが、どうしてこんな時間がかかるのでしょうか?

 

この謎は、出雲坂根駅にて解明されます。

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【13:30 出雲坂根駅、到着】

 

こちらが出雲坂根駅です。

全国でも珍しい「三段式スイッチバック」がある駅としても有名です。

 

ここから上り勾配が急になっていくので、少しでも勾配をなだらかにするために直線的なルートではなくジグザグしたり回り道をするようなルートを通ります。

Zの字のようにジグザグに敷設された線路を、列車は進行方向を変えながら進みます。

この線路の形や運行方式のことをスイッチバックといいます。

 

所要時間が思ったよりも長い理由の1つは、スイッチバックです。

ただ、この列車に限ってはもう1つの理由があります。

それは、臨時列車「奥出雲おろち号」との待ち合わせです。

 

待ち合わせのために20分ほど停車し、出雲坂根駅の発車は13:50です。

 

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右側に見える白と青の車両が「奥出雲おろち号」です。

奥出雲おろち号は臨時列車ですので、いつも走っているとは限りません。

 

運行日であれば、奥出雲おろち号は13:48頃に出雲坂根駅へとやってきます。

是非とも、お見逃しなく!

 

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出雲坂根駅の近くには、「延命水」があります。

駅舎の横にも延命水がありますが、道を挟んだ川のそばにも水汲み場があります。

こちらは、川のそばにある水汲み場へと続く道です。

 

飲み物を飲んで空になったペットボトルは後で捨てようと思っていましたが、結果的に捨てていなくて良かったです。

空になったペットボトルは2本あったので、その2本に延命水を汲んでいきました。

 

延命長寿の効能はすぐに分かるものではないですが、とても美味しかったです。

この先、長生きできると良いなと思います。

 

延命水の水汲み場から更に歩みを進めると、川のすぐ近くまで降りられます。

 

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川の水や周りの木々も綺麗で、とても駅から徒歩数分とは思えない景色です。

出雲坂根駅で20分停車する間に、ぜひ立ち寄ってみてください!

 

先ほどお伝えした通り、奥出雲おろち号は13:48頃に出雲坂根駅へとやってきます。

まずは延命水や川の散策をし、その後に奥出雲おろち号を見るのが良さそうです。

 

ところで、「自分が乗っている列車は、出雲坂根駅で長時間停車するのかな?」と不安な方もいらっしゃると思います。

散策しようと思ったら列車が発車してしまった…」なんてことがあったら恐ろしいですね。

 

列車の到着時刻や発車時刻は、スマホなどでも確認ができます。

例えば、乗換案内アプリのジョルダンでは下記のように表示されます。

 

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長時間停車をする駅では到着時刻と出発時刻が分けて書かれているので、どの駅でどれくらいの時間を使えるのかが分かります。

他の乗換案内サービスでも同様の機能があると思うので、是非ご活用ください。

 

ちなみに、奥出雲おろち号が走らない日も時間調整のために20分ほど停車します。

奥出雲おろち号のスケジュールに関わらず、出雲坂根駅は13:30着、13:50発です。

 

 

出雲坂根駅を発車しますと、早速スイッチバックです。

途中で小屋のようなものが見えますが、これは線路の方向を変える分岐器を雪から守るためのスノーシェッドです。

この写真も撮っていないのでお見せできませんが、実際に乗車されたときにご確認ください。

 

こちらは、「奥出雲おろちループ」のGoogleストリートビューです。

 

三段式スイッチバックを終えると、この「奥出雲おろちループ」が車窓から見えます。

道路もあまりに急勾配だと困りますので、ループ構造とすることで道路の勾配を緩やかにして高低差をクリアしていきます。

木次線はループこそしませんが、「奥出雲おろちループ」の周りを大きく回り込む形で緩やかに勾配を上っていきます。

 

補足:鉄道のループ線
「奥出雲おろちループ」は道路のループであり、鉄道のループではありません。

しかし、全国には鉄道のループ線も存在します。
例えば、JR上越線湯檜曽ループJR北陸本線鳩原ループ、JR肥薩線大畑ループがあります。
いずれも難読な地名ですが、それぞれ湯檜曽ゆびそ)、鳩原(はつはら)、大畑(おこば)と読みます。

湯檜曽ループ、鳩原ループは共に上り列車だけが通過し、下り線ではループ構造になっていません。
上り・下りという表現だと分かりにくいかもしれませんが、湯檜曽ループであれば水上・高崎方面の列車が、鳩原ループであれば近江塩津米原・京都方面の列車がループ線を通過します。
是非、鉄道のループ線にも着目してみてください!

 

 

勾配を上りきると、三井野原(みいのはら)駅に到着します。

三井野原駅JR西日本の駅では標高が最も高く、その標高は727mです。

付近にはスキー場もあり、民宿や旅館も立ち並びます。

 

これまで山間部を走っていたので、突然開けた場所に出たなという印象でした。

三井野原駅を過ぎると、備後落合駅まではあと少しです。

 

 

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【14:33 備後落合駅、到着】

 

備後落合駅に到着です。

お疲れ様でした!

 

この時間に備後落合駅に着きますと、

 

木次線

芸備線(新見方面)

芸備線(三次・広島方面)

 

の3つの列車を同時に見ることができます。

 

この後、自分は芸備線福塩線山陽新幹線経由で広島駅へ向かいました。

芸備線福塩線の攻略は、別の記事にて共有させていただく予定です。

 

木次線旅行記は以上となります。

ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました!

 

この後は、行程や乗車券、付随情報などについてお伝えしていきます。

 

 

行程・乗車券情報

 

【行程】

 

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木次線に乗車した2019年5月5日の行程表です。

当時の記録が乏しかったこともあり、行程表自体は2020年12月現在の情報で作成をしています。

そのため、行程表の前半は旅行記中の時間と合わない部分があります。

 

2019年5月と2020年12月現在の差異は、大きく下記の2つかと思います。

 

補足:接続時刻などの変更

宍道駅での接続時間が短くなった(14分→3分

出雲横田駅での停車時間が長くなった(11分→21分

 

出雲坂根駅での停車時間は、変わらず20分です。

延命水や奥出雲おろち号を楽しみにしている方はご安心ください。

 

スマホに残っている写真の撮影時刻と照らし合わせると、備後落合駅を出発した以降の時刻は概ね変更は無いようです。

 

木次線の全区間を乗り通せる列車は、1日に2,3本です。

よって、上記の行程と同じルートで旅をする方もいらっしゃるかもしれません。

みなさんが木次線に乗車される際に、参考となれば幸いです。

 

【乗車券】

 

この日はフリーパスなどではなく、普通の乗車券で木次線を利用しました。

しかし、普通の乗車券とは言え、片道の距離が101kmを超える長い乗車券です。

JRの規定により、片道101kmを超える乗車券ならば「後戻りをしなければ」途中下車をしても良いことになっています。

 

今回、出雲横田駅出雲坂根駅の2駅で途中下車をしました。

目的地ではない駅で降りるときっぷが回収されるのでは?」と不安かもしれません。

しかし、前述の通り今回は片道101kmを超える乗車券を使っていたので、きっぷは回収されずに旅を続けることができました。

 

先ほど「後戻りをしなければ」と書いたのは、今回の例で言えば「出雲坂根駅で降りた後に出雲横田駅宍道駅に戻ってはいけない」ということです。

そのような利用をしたい場合には、青春18きっぷなどのフリーパスを利用するか別途で乗車券をご購入ください。

 

片道が101kmに満たない乗車券では、基本的に途中下車は認められていません。

ただ、運転手さんや車掌さんに確認をすれば特別に許可してもらえるケースもあるかもしれません。

 

基本的にダメだと認識しつつも、出雲坂根駅など降りてみたい駅があるならお願いしてみるのも良いかもしれませんね。

途中下車はダメと言われても文句は言えませんので、必ず運転手さんや車掌さんの指示に従っていただきますようお願いします。

 

付随情報

 

冒頭でお伝えした通り、レーダーやルートビューンなどでは攻略不可です。

よって、この記事ではアイテム関連のお話はありませんでした。

 

利用する列車に関して、自分は普通列車木次線を走破しました。

出雲坂根駅の部分でお伝えした「奥出雲おろち号」で走破するのも良いと思います。

奥出雲おろち号は特急列車ではないので、青春18きっぷでも指定券さえ購入すれば利用できます。

 

また、山陰本線に直通して出雲市駅~備後落合駅間で運行される日もあります。

出雲市駅から奥出雲おろち号に乗って木次線を攻略するのも良さそうですね。

 

奥出雲おろち号の運行スケジュールは、JRおでかけネットなどをご確認ください。

基本的に、冬期(12月頃~3月頃)は運休となります。

 

まとめ

 

木次線はレーダーやルートビューンなどのアイテムでの攻略は不可でした。

路線コンプをするためには実際に木次線に乗車する必要があり、この記事では乗車したときの記録を共有させていただきました。

宍道駅11:12発の列車に乗ると、出雲坂根駅の停車中に清流の散策などができます。

 

宣伝となりますが、木次線のメモリールートを作っています。

良ければご利用ください!

 

ルートキー : j6s2uxaf

 

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最後に

 

この記事で記載した攻略情報は、あくまでも「一個人の旅行の記録」です。

「これが最適解である」といった意図はありません。

また、他の攻略記事を批判する意図も無いことをご理解ください。

 

付随情報」の部分では、みなさんの今後の参考になりそうな情報を紹介しました。

しかし、自分が乗っていない列車や自分が利用していない攻略法を記載しています。

正確な情報を記載したつもりですが、実際に見たり行ったりした訳ではないので一部に不正確な情報が含まれている可能性があります。

この点をご留意いただけますと助かります。

 

記載した情報は、基本的に自分が実際に旅行をした時点のものです。

現状と異なる部分には補足をさせていただいたつもりですが、記事の修正タイミング等により古い情報が掲載されている可能性がございます。

この点にもご留意いただけますと助かります。

 

 

ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました!

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今後とも、ブログ記事やコンテンツなどご覧いただけますと嬉しいです。

 

 

 

 

 

スポット紹介:嵐山駅(京都府)

京都府京都市右京区にある「嵐山駅」のご紹介です。

嵐山駅で見られる友禅の林「キモノフォレスト」や、付近のスポットについて説明します。

 

※記事内の写真は、2018年2月23日に撮影しました。

 

 

こちらのツイートを詳しく見ていきます。

 

 

 

 はじめに

 

京都・嵐山地域は、渡月橋や竹林の小径などで有名です。

そんな嵐山の玄関口となる駅の1つが、京福電気鉄道嵐山本線嵐電)の嵐山駅です。

 

周辺のスポットだけでなく、キモノフォレストが見られる嵐山駅自体も見どころのある場所です。

この記事では、そんな嵐山駅の魅力をお伝えします。

 

 

 

 「嵐山駅」の概要

 

嵐山駅は、京福電気鉄道嵐山本線嵐電)の終点です。

JR嵯峨野線山陰本線)の嵯峨嵐山駅と並び、嵐山地域の玄関口です。

 

嵐山地域には、下記のスポットをはじめとして、様々なスポットが存在します。

桂川大堰川)にかかる「渡月橋(とげつきょう)」

・背の高い竹が林立する「竹林の小径(ちくりんのこみち)」

世界遺産古都京都の文化財」の一部である「天龍寺(てんりゅうじ)」

 

こちらは、嵐電・嵐山駅から徒歩3分ほどの渡月橋です。

この渡月橋を渡って7分ほど歩くと、阪急嵐山線の嵐山駅があります。

渡月橋へは嵐電の嵐山駅が最も近く、JRの嵯峨嵐山駅と阪急の嵐山駅が徒歩10分ほどで同じくらい遠いです。

 

嵐山駅には、お土産店や飲食店などが入る商業施設「はんなり・ほっこりスクエア」が併設されています。

はんなり・ほっこりスクエアの付近には、京友禅のポール600本が林立する場所があります。

「キモノフォレスト」と呼ばれており、夜にはライトアップも行われます。

 

キモノフォレストは、駅のホーム上から駅の外まで続きます。

 

嵐山駅の付近には、「京都オルゴール堂 嵯峨店」もあります。

 

京都オルゴール堂から踏切を渡った先には、また多くの京友禅のポールが並びます。

暗くなる前に嵐山駅を離れてしてしまったので、またライトアップされている時間に来たいです。

 

嵐電にご乗車の際は、四条大宮駅西院駅嵐電天神川駅が便利です。

四条大宮駅西院駅では阪急京都本線と、嵐電天神川では京都市営地下鉄東西線と接続をします。

 

上記で乗り換えの案内をしましたが、どれも微妙に異なるので初めての方は混乱するかもしれません。

嵐電は「四条大宮駅」ですが、阪急は「大宮駅」です。

西院駅では嵐電も阪急も漢字は一緒ですが、嵐電では「さい」、阪急では「さいいん」と案内されます。

嵐電天神川駅」と接続する東西線の駅は、「太秦天神川(うずまさてんじんがわ)駅」です。

駅名や読み方で迷っても、位置はほぼ同じですのでご安心ください。

 

嵐電では、帷子ノ辻(かたびらのつじ)駅から北野白梅町駅を結ぶ北野線も運行されます。

2020年3月20日に駅名を改称して新たに日本最長の駅名となった「等持院立命館大学衣笠キャンパス前(とうじいん・りつめいかんだいがくきぬがさきゃんぱすまえ)駅」は北野線の駅です。

嵐山観光と併せて訪れてみてはいかがでしょうか?

 

嵐電の1日フリーきっぷは、嵐山駅や四条大宮駅の他、近隣のホテルでも発売しています。

 

名所も多く、京友禅の素敵なポールが出迎える「嵐山駅」に是非お立ち寄りください!

 

 

 

 「嵐山駅」の所在地

 

日本全国旅行スポット紹介の、「嵐山駅」付近に拡大した地図を埋め込んでいます。


適宜、拡大・縮小などをしてご覧ください。
マップの利用方法については、こちらの記事もご参照ください。


 

 

 

 「嵐山駅」へのアクセス(Google マップ

 

みなさんの現在地から、嵐山駅までのルート案内が表示されます。

※PCで閲覧されている場合は、現在地と違う場所が示されている場合があります。


 

【駅メモ!連続&通算ログイン2,000日達成記念】今まで唯一、連続ログインが切れそうになった話

ご覧いただきまして、ありがとうございます!

本日、2020年8月4日(火)に駅メモの連続&通算ログイン2,000日を達成しました!

 

 

ツイートにもあるように、「毎日、ログインを頑張った」といった感覚はありません。

自分にとって、駅メモにログインするのは呼吸をするのと同じくらい、当たり前のことになっています。

 

読者の中には、「駅メモの連続ログイン記録を伸ばしたい!」と思って見てくださる方も居ると思います。

 

この記事では、

 

・今まで唯一、連続ログインが切れそうになった話

駅メモへのログインを習慣にする方法

 

の2つをお送りしたいと思います。

 

連続ログインが切れそうになったタイミングはイタリア旅行のときなので、数枚ですがイタリアの写真も交えてお届けします。

 

駅メモに限らず、連続ログイン記録を伸ばしたい!と思っている方々にとって、有益な記事となれば幸いです。

 

 

今まで唯一、連続ログインが切れそうになった話

 

課題:遅延したら連続ログインが切れる


 

ヴェネチアブラーノ島)の景色

 

その瞬間は、イタリア旅行の帰りに訪れました。

 

2018年3月、自分は大学院の研究室メンバー5人で、イタリア旅行をしていました。

大学院の卒業旅行です。

 

その旅行を終えて、成田まで帰る途中に、連続ログインが切れそうになるタイミングがあったのです。

 

まずは、ヴェネチアから成田までの所要時間を見ていきます。

帰りの経路は、以下の通りでした。

 

 

ヴェネチア(イタリア) → ドーハ(カタール) → 成田

 

マルコ・ポーロ空港(ヴェネチア) → ハマド国際空港(ドーハ)は、約5時間

ハマド国際空港でのトランジットによる待ち時間は、約4時間

ハマド国際空港 → 成田空港は、約10時間

 

 

合計で、ヴェネチアから成田までは「約19時間」を要します。

 

「19時間なら、連続ログインは途切れないんじゃないの?」と思う方も居るでしょう。

ここからは、どうして連続ログインを切らす心配をしたのかを説明します。

 

1. ヴェネチアの出発時間

 

ヴェネチアにあるマルコ・ポーロ空港を出発したのは、日本時間にして2018年3月6日の23:30頃でした。

飛行機が出発してすぐに、日付が変わる状況です。

 

ここまでの情報をまとめますと、下記の通りです。

 

ヴェネチアから成田までは、約19時間

ヴェネチアを出発したのは、23:30頃

 

つまり、スムーズに行けば成田空港には「3月7日の18:30頃」に到着予定となります。

 

2. 飛行機が遅延する恐れ

 

しかし、18:30頃に成田空港へ到着するには、何事も起こらないことが前提です。

必ず、ハマド国際空港を時間通りに出発するんでしょうか?

気流などの影響により、フライト中に遅延が生じる可能性は0ではないですよね?

エンジンのトラブルによって、台湾などに緊急着陸する可能性もありますよね?

 

これらの不安などが頭をよぎり、「飛行機が遅延した場合、連続ログインが切れる可能性がある」といった課題に対処しなければ…と思いました。

 

この時点で、連続ログイン日数は1,100日ほどでした。

1,100日でも結構な日数ですので、連続ログインは切らしたくないです。

どうすべきか、対策を考えます。

 

対策:ハマド国際空港での出来事


 

今回のイタリア旅行でお世話になったカタール航空(写真右側)

 

ヴェネチアからドーハにあるハマド国際空港までは、定刻通りのフライトでした。

時刻は、日本時間にして2018年3月7日の5:00頃です。

 

自分のスマホは、外部と通信していない状態を5時間ほど保っていることになります。

今思えば、機内wifiを使う選択肢もありました。

しかし、駅メモが起動できるデータ量を確保するには、有料のプランが必要になるはずです。

例え機内wifiを使う思考になっていたとしても、諦めたんじゃないかと思います。

 

ハマド国際空港は広いです。

ヴェネチアから乗ってきた飛行機が到着した場所から、成田行きの飛行機の搭乗口までは距離があります。

 

 

空港内には、無料のトラムみたいな乗り物が運行されています。 

長い長い連絡通路を、楽に移動できます。

この乗り物や空港内の綺麗さに対する興味もありましたが、それよりも「駅メモの連続ログインをどうしよう…」といった気持ちが先行してます。

 

そして、暑いんですよね。

日本時間では5:00頃ですが、ドーハの現地時間でも夜の23:00頃だったと思います。

夜ですが、とにかく暑いんです。

空港内の天気予報などを見たところ、外の気温は夜にも関わらず35℃ほどくらいだったと記憶しています。

 

 

そんな暑い中、成田行きの飛行機が出る搭乗口付近のベンチで試行錯誤します。

なんとか、ハマド国際空港に居る間に駅メモへのログインを成功させたいんです。

しかし、無料で使えるハマド国際空港のフリーwifiは、そこまで強くありません。

長い時間をかければGoogle検索程度の通信はできますが、駅メモへのログインはデータ容量的に難しいようです…

色々とうろついてみて、電波状況が良さそうな場所に行って試してみますが、やっぱりダメです。

 

悩んだ末に、あるものに頼ることにしました。

 

 

 

それは、「ローミング」です。

 

 

 

ローミングは、海外の通信事業者が提供するネットワークを利用することで、自分の国でネットワークを利用するのと同じように通信ができるようになる仕組みです。

詳しくは、こちらのページをご覧ください。(自分がドコモユーザなので)

 

 

ローミングを使用した場合、利用形態によっては"非常に高額な通信料金"が請求されるおそれがあります。

このイメージが強かったので、できればローミングは使いたくありませんでした。

 

しかし、そんなことを言ってログインを諦め、飛行機が遅延したら大変です。

そうなったら「あー!ローミングしておけば良かった!!!」ってなるはずです。

そんな心配をするなら、定刻通りに飛行機が航行されてもハマド国際空港でローミングをして、連続ログインを繋いでおいた方が安心ですよね?

 

覚悟を決めました。

ローミングをONにしてすぐに、駅メモを起動します。

約5時間ぶりに見るでんこの姿が、スマホの画面に映し出されます。

連続日数が更新されたことをしっかりと確認して、駅メモをすぐに終了します。

そして、ローミングもすぐにOFFにします。

これで任務完了です。

 

後から確認しましたが、そこまで高額な通信料は請求されていませんでした。

 

コロッセオと夕日

 

フィレンツェのIl Grande Nuti(イル・グランデ・ヌーティ)での食事

 

駅メモの連続ログインが途切れてしまっていたら、イタリアでの楽しい思い出も色褪せてしまい、悲しい気持ちになっていたことでしょう…

しかし、ローミングのお陰で、駅メモの連続ログインは守られました!

イタリアでの思い出が、楽しい思い出のままとなって良かったです。

 

駅メモの連続ログインは守られたので、その後10時間ほど続く成田までのフライトは、安心そのものです。

 

機内から撮影した朝焼け

 

成田空港の滑走路

 

めでたく、(自分自身も駅メモも)無事に成田空港へ到着することができました。

成田空港の滑走路を撮影した時刻は、3月7日の18:32です。

カタール航空は、全行程においてほぼ定刻通りに航行してくれました。

結果的にローミングをする必要はありませんでしたが、いい思い出となりました。

 

駅メモへのログインを習慣にする方法

 

今まで駅メモを2,000日続けてきましたが、ログイン失敗の危機に陥ったのは先程も紹介した2018年3月7日の1日のみです。

外的要因である「時差」による、ログイン失敗の危機です。

 

では、自身の過失によってログインを忘れそうになったことは無いのでしょうか?

答えは、「無い」です。

 

自分にとって、駅メモへのログインは朝起きたら当たり前にやることとなっています。

いま流行り(?)の「モーニングルーティン」ですね。

朝起きたら、

 

・目覚まし時計を止めて、

スマホの電源を起動して、

駅メモを起動する

 

ここまでがセットになっています。

 

駅メモを始めた頃(まだ習慣になっていない頃)は、寝ている間に拠点駅のリンク状態を保持できたのか気になって、意識的に駅メモを起動していました。

そのうち、朝起きたら駅メモを起動するのが当たり前になっていきました。

 

もし、新しく習慣づけたいことがあったら、既にやっている習慣にプラスするのが効果的といわれます。

「起床」は誰もが毎日する習慣です。

なので、ここにプラスすれば強い継続性を保つことができるのではないかと思います。

 

タイミングは、朝食後や顔を洗った後など、何でも良いと思います。

ただ、習慣にしたいことが「重荷になる」ようでは続けるのは難しいと思います。

 

アプリの起動だけなら、それ自体を重荷と感じることは少ないはずです。

駅メモに限らず、アプリの連続ログイン記録を保ちたいけれどついつい途切れてしまうといった悩みを持っている方は、「起きたらすぐ起動」を試してみてください!

 

まとめ

 

飛行機が遅延する可能性を考慮して、ローミングを使ってまで連続ログインをつないだ話をさせていただきました。

 

平常時には、起床をしてすぐに駅メモを起動するので、連続ログインが途切れる心配はありません。 

今後も、平常時は起床時のログインを続けるので、連続ログイン記録は難なくどんどん増えていくことになると思います。

 

また時差によって連続ログインが切れそうになったら、またローミングなどを利用して連続ログイン記録を死守したいと思います。

こんな調子で、駅メモの連続3,000日ログインや全駅制覇を目指して頑張ります!

 

 

長い記事となりましたが、ここまで飽きずに読んでくださった方は優しいです。

たった連続ログインを繋いだトピックだけで4,000字以上にも及んだこの記事を読んでいただきまして、本当にありがとうございました!

 

 

 

おまけ

 

岡山駅山陽新幹線ホーム)

 

ヴェネチアからドーハを経由して成田空港に到着したのは、2018年3月7日です。

それから4日後の2018年3月11日、自分は岡山駅に降り立ちました。

2018年3月をもって廃線*1となる、JR三江線(さんこうせん)に乗るためです。

 

そのうち気が向いたら、JR三江線を中心した中国地方旅行記も書くかもしれません。

 

 

それでは、おまけも含めて今回の記事は終了となります。

ここまで読んでいただきまして、本当にありがとうございました!

 

 

*1:三江線の廃止について

 

JR三江線は、かつて広島県の三次(みよし)駅から島根県の江津(ごうつ)駅を結んだ路線です。

 

三江線は、2018年3月31日で営業運転を終了しました。

翌日の2018年4月1日付けで全線廃止となりました。

 

スポット紹介:高野下駅(和歌山県)

和歌山県伊都郡九度山町にある「高野下駅」のご紹介です。

ホーム上にある博物館や関西では初の駅舎内ホテルについて説明します。

 

※記事内の写真は、2019年2月17日に撮影しました。

 

 

こちらのツイートを詳しく見ていきます。

 

 

 

 はじめに

 

世界遺産紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産である「高野山」は、南海高野線と南海高野山ケーブルを利用してアクセスができます。

その道中には、今回ご紹介する「高野下駅」があります。

 

ホーム上に博物館があったり、関西で初の駅舎内ホテルがあったり、取り上げる点がたくさんあります。

この記事では、そんな高野下駅の魅力をお伝えします。

 

 

 

 「高野下駅」の概要

 

高野山へのアクセスに便利な南海高野線は、難波駅極楽橋駅を結ぶ路線です。

極楽橋駅までは特急こうや、途中の橋本駅までは特急りんかんが運行されています。

 

極楽橋駅から高野山駅は、南海高野山ケーブルをご利用ください。

 

高野下駅は、橋本駅極楽橋駅の間の区間にあります。

橋本駅極楽橋駅区間は、「こうや花鉄道」とも呼ばれます。

 

高野下駅のホーム上には、「南海思い出ミュージアム」があります。

昔使われていたレールや、南海電車のエンブレムなどが展示されています。

少しマニアックかもしれませんが、このような展示が好きな人はホーム上にいるだけで十分楽しめます。

 

高野下駅極楽橋方面には、橋の上に分岐器(転轍機)があるのも確認できます。

橋上にこのような設備があるのも、珍しいです。

 

高野下駅の駅舎は、大正14年(1925年)築の歴史ある建物です。

この駅舎には、関西で初となる「駅舎内に設置されたホテル」があります。

 

高野下駅舎ホテル「NIPPONIA HOTEL 高野山 参詣鉄道 Operated by KIRINJI」

 

上記のリンクに、お部屋の紹介や予約ページがあります。

 

ちなみに、このホテルが開業したのは、2019年11月2日です。

自分が高野下駅を訪れたのは2019年2月17日なので、残念ながら実際の写真はありません。

この時はホテルができるとは知らず、後でホテルができたと知ったときは驚きました。

 

駅の外には、このような景色が広がります。

駅前を流れる川は、不動谷川(ふどうたにがわ)といいます。

 

高野下駅の所在地の町名にもなっている九度山は、真田家ゆかりの地です。

九度山駅や車両など、至るところに六文銭が書かれています。

 

九度山駅は、高野下駅の隣駅になります。

さきほど紹介したホテルに宿泊すると、同じタイミングで九度山駅に開業した「おむすびスタンド くど」の朝食券と九度山駅高野下駅間の往復乗車券がプレゼントされるそうです。

 

ちなみに、この日は真田家関連のイベントがあったのか、武将の格好をした方が九度山駅で降りていきました。

 

駅メモ的には、高野下駅高野山駅がレーダーでちょうど拾える位置にあります。

マゼンタの領域が高野下駅、黄色の領域が高野山駅です。

隣の九度山駅からもレーダーブースターなどを使用すれば、高野山駅に届きます。

 

時間の都合上、極楽橋駅で折り返すと間に合わない場合は、高野下駅で折り返してみてはいかがでしょうか?

自分もそんな状況に置かれた1人だったので、高野下駅で折り返しの電車を待っていました。

 

noteで連載している「勝手に鉄道検定」でも、高野下駅の話をしています。

南海電車については、noteの記事の方が詳細に書かれています。

観光列車「天空」など、ここでは書かれていない話もしています。

 

 

高野山周辺を観光される際は、南海思い出ミュージアムやホテルがある「高野下駅」に是非お立ち寄りください!

 

 

 

 「高野下駅」の所在地

 

日本全国旅行スポット紹介の、「高野下駅」付近に拡大した地図を埋め込んでいます。


適宜、拡大・縮小などをしてご覧ください。
マップの利用方法については、こちらの記事もご参照ください。


 

 

 

 「高野下駅」へのアクセス(Google マップ

 

みなさんの現在地から、高野下駅までのルート案内が表示されます。

※PCで閲覧されている場合は、現在地と違う場所が示されている場合があります。


 

スポット紹介:姨捨駅(長野県)

長野県千曲市にある「姨捨駅」のご紹介です。

日本三大車窓にも数えられ、日本夜景遺産にも認定されている姨捨駅のアクセスや魅力をお伝えします。

 

※記事内の写真は、2020年2月9日に撮影しました。

 

 

こちらのツイートを詳しく見ていきます。

 

 

 

 はじめに

 

絶景が見られる駅を探している方が居ましたら、是非「姨捨駅」をおススメします。

新宿駅八王子駅から特急あずさで1本の「松本駅」や、東京駅や大宮駅から北陸新幹線で1本の「長野駅」からそう遠くない位置にあります。

 

そこまで秘境駅的な立ち位置でもなく、手軽に絶景を楽しめる素晴らしい駅です。

この記事では、姨捨駅のアクセスや魅力をお伝えします。

 

 「姨捨駅」の概要

 

姨捨(おばすて)駅は、JR篠ノ井(しののい)線の駅です。

 

篠ノ井線は、松本駅などを通って塩尻駅篠ノ井駅を結ぶ路線です。

区間としては篠ノ井駅までが篠ノ井線ですが、姨捨駅を通る篠ノ井方面の全ての列車が長野駅まで直通します。

 

姨捨駅へは、特急あずさが通る松本駅から約40分、北陸新幹線が通る長野駅から約30分です。

※所要時間は、列車の行き違いなどにより多少左右されます。

 

都内を起点とした場合、特急あずさや北陸新幹線に乗車時間は長いものの、さほど苦労することなく姨捨駅へ辿りつくことができます。

名古屋方面からお越しの際は、松本駅に停車する特急しなのが便利です。

特急しなのは列車によっては、松本駅よりも姨捨駅寄りの明科駅や聖高原駅に停車します。

 

特急しなのを利用した場合、通過しながら姨捨付近の景色を楽しむこともできます。

ですが、自分としては是非姨捨駅に下車することをおススメします。

 

姨捨は、日本三大車窓に数えられるほどの景色で、千曲川流域に広がる善光寺平を一望することができます。 

近くには「姨捨公園」もありますので、駅から見るのとはまた違った景色を楽しめます。

 

姨捨は、善光寺平の景色も綺麗ですが、棚田も有名です。

写真右下の雪が被った部分が、棚田になっています。

 

棚田のそれぞれに映る月は「田毎(たごと)の月」と呼ばれます。

その美しさは、松尾芭蕉も句を詠んだほどです。

 

ちなみに、先程紹介した姨捨公園に松尾芭蕉の句碑があります。

元日は田毎の日こそ恋しけれ

句中では、田毎の月ではなく「田毎の日」となっています。

詳しい解釈については分かりませんが、元日の太陽を見て「姨捨の棚田で見た月の様に太陽が映っていれば綺麗だろうな」といった気分で詠んだのだろうと思います。

 

 

駅舎内には、棚田の写真や夜景の写真が飾られています。

 

姨捨から見える善光寺平の夜景は、日本夜景遺産に登録されています。

姨捨の夜景を鑑賞するために運行されている「快速ナイトビュー姨捨」も日本夜景遺産に登録されています。

姨捨駅と快速ナイトビュー姨捨では夜景遺産の登録分野が異なるようですが、同じ場所で複数の分野に跨って日本夜景遺産に登録されたのは全国で初めてだそうです。

 

姨捨駅 | 日本夜景遺産

快速 ナイトビュー姨捨 | 日本夜景遺産


快速ナイトビュー姨捨は、長野駅姨捨駅間で運行される臨時快速列車です。

※2020年度は新型コロナウイルスの影響で、残念ながら運行されないそうです。

JR東日本旅客鉄道株式会社 長野支社 | 快速ナイトビュー姨捨

 

姨捨駅には、JR東日本が運行する豪華クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」も停車します。

ちなみに、TRAIN SUITE 四季島は「トランスイートしきしま」と読みます。

 

姨捨駅には、TRAIN SUITE 四季島専用ラウンジ「更科の月」があります。

写真では分かりにくいですが、駅舎の隣にある写真右奥の建物が「更科の月」です。

「更科の月」では、木の温もりが感じられる素敵な空間で夜景を楽しみながらお酒と肴を楽しむことができます。

 

 

姨捨駅は、全国でも珍しいスイッチバックを行う駅としても有名です。

 

スイッチバックは、列車が方向転換を行うことやその設備のことです。

ジグザグに線路を敷設することで線路の勾配がなるべく急にならないようにする目的があります。

急勾配の途中に駅があると発車や停車が困難となりますので、スイッチバックを利用して平坦な位置に駅を作りました。

 

特急しなの等、姨捨駅を通過する列車はスイッチバックをせずに姨捨駅の横を通過していきます。

特急しなのの上側に見える跨線橋がある部分が姨捨駅です。

 

他にスイッチバックを行う駅は、えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン二本木駅、JR木次線出雲坂根駅箱根登山鉄道線の大平台駅などがあります。

箱根登山鉄道線に関しては、こちらの記事の解説部分でも紹介しています。

 

自分は昼に姨捨駅を訪れただけなので、残念ながらTRAIN SUITE 四季島や夜景の写真はありません。

いつか、ラウンジ「更科の月」や実際の夜景の写真をお届けしたいです。

 

長野周辺を観光する際には、善光寺平の綺麗な景色が見られる「姨捨駅」に是非お立ち寄りください!

 

 

 

 「姨捨駅」の所在地

 

日本全国旅行スポット紹介の、「姨捨駅」付近に拡大した地図を埋め込んでいます。


適宜、拡大・縮小などをしてご覧ください。
マップの利用方法については、こちらの記事もご参照ください。


 

 

 

 「姨捨駅」へのアクセス(Google マップ

 

みなさんの現在地から、姨捨駅までのルート案内が表示されます。

※PCで閲覧されている場合は、現在地と違う場所が示されている場合があります。


 

スポット紹介:厳島(広島県)

広島県廿日市市にある「厳島」のご紹介です。

厳島」へのアクセスや名所に関する情報を、世界遺産厳島神社」以外の部分に絞ってお伝えします。

 

※記事内の写真は、2018年3月13日に撮影しました。

 

 

こちらのツイートを詳しく見ていきます。

 

 

 

 はじめに

 

世界遺産であり日本三景でもある厳島神社は、とても素晴らしい場所です。

今回は、その厳島神社がある厳島へ行く様子など、厳島神社以外の部分に絞ってお伝えします。

 

厳島神社に関して気になる方は、こちらをご覧ください。

 

 

 

 

 「厳島」の概要

 

安芸の宮島とも呼ばれる厳島は、厳島神社や弥山(みせん)を有する瀬戸内海の島です。

弥山が海に映える姿から、厳島は「神の島」として古くから信仰を集めてきました。

 

弥山の山頂付近には、弘法大師空海)が修行した際に灯して1,200年にもわたって燃え続けていると伝えられる「消えずの霊火」があります。

貴重な植生を残す弥山原始林も、世界遺産の構成資産になっています。

 

厳島へは、宮島口のフェリーターミナルから船で10分ほどです。

フェリーターミナルへは、JRの宮島口駅からは徒歩5分、広島電鉄広電宮島口駅からは徒歩2分ほどです。

 

宮島口から利用できるフェリーには、宮島松大汽船JR西日本宮島フェリーの2社があります。

JR西日本宮島フェリーでは、「青春18きっぷ」がご利用になれます。

 

2つのフェリー乗り場は、宮島口側でも厳島側でも隣接しています。

写真は、宮島口のフェリー乗り場です。

左が宮島松大汽船、右がJR西日本宮島フェリーです。

 

宮島松大汽船JR西日本宮島フェリーの比較に関しては、他の方が詳しく解説されているブログも多いので、ここでは割愛させていただきます。

個人的には、どちらでもいいと思うならJR西日本宮島フェリーをおススメします。

JR西日本宮島フェリーを利用しますと、厳島神社の大鳥居の近くを通過します。

 

宮島口からの航路以外にも、原爆ドーム付近から宮島までを45分ほどで結ぶ「ひろしま世界遺産航路」もあります。

同じく世界遺産原爆ドーム厳島を結ぶ航路ですので、興味がある方は是非ご利用ください!

 

 

「宮島」と呼ばれることが多いですが、正式名称は「厳島」といいます。

実際に喋るときに「厳島」を意識する必要はありませんが、知識として頭の片隅に置いておくのは良いと思います。

 

厳島に到着して参道を歩くと、多くの鹿がお出迎えです。

鹿と聞くと奈良のイメージがあるかもしれませんが、厳島にもたくさんの鹿が居ます。

 

晦日には厳島神社の御笠浜で鎮火祭が行われます。

写真に写っている石鳥居から厳島神社の入口まで「たいまつ、ヨイヨイ。」と掛け声を発して歩きます。

 

厳島では、厳島神社や弥山の他に、瀬戸内海の綺麗な景色も楽しめます。

 

お土産屋さんが立ち並ぶ場所では、揚げもみじ饅頭が食べられます。 

広島周辺にお越しの際は、是非「厳島」にお立ち寄りください!

 

 

 

 「厳島」の所在地

 

日本全国旅行スポット紹介の、「厳島」付近に拡大した地図を埋め込んでいます。


適宜、拡大・縮小などをしてご覧ください。
マップの利用方法については、こちらの記事もご参照ください。


 

 

 

 「厳島」へのアクセス(Google マップ

 

みなさんの現在地から、厳島までのルート案内が表示されます。

※PCで閲覧されている場合は、現在地と違う場所が示されている場合があります。

 

 


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