駅メモで全国を旅するブログ

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日本全国を旅した記録を、豆知識などを交えてお伝えします。

姨捨の絶景と新幹線の最高級座席!山梨・長野の旅(後編)

記事をご覧いただきまして、ありがとうございます!

1人あたり10万円の支給が検討されていますが、状況が落ち着いたら贅沢めな旅行に使いたいです。

 

前回の記事に引き続き、山梨県甲府を経由して、長野県の全駅制覇を達成した旅(1泊2日)の記録をみなさまに共有します。

今回の旅のポイントは、以下の3つです。

 

  1. JR線の最高地点!JR小海線(前編にて記載)
  2. 日本三大車窓の1つ!絶景の姨捨
  3. グリーン車よりも高級!グランクラスのご紹介

 

前回の記事はこちらになります。

読んでいなくても今回の内容は分かりますが、1日目の行程が気になる方は是非こちらもご覧ください!

 

この記事では、松本を出発し、姨捨別所温泉を経由して北陸新幹線グランクラスで帰宅する行程を共有します。

行程のまとめ、駅メモ的な補足は最後に記載します。

 

読了の目安時間は、およそ10分です。

共有したいことが多いので、かなり長くなりますがご容赦ください…

 

前回と同様に、プチ情報も挟みながら時系列順に旅の記録を共有していきます!

 

 

 

 日本三大車窓の1つ!絶景の姨捨


 

旅の2日目、最初の目的地はアルピコ交通上高地線新島々駅です。

いきなりですが、駅メモ的な要素が強い行程なので、割愛させていただきます。

 

アルピコ交通上高地線に乗車したのが10:45、姨捨駅へ向かう篠ノ井線に乗車したのが12:28です。

新島々駅に行く必要が無い方は、この2時間弱の時間で「ゆっくりと朝食を取る」、「ホテルの部屋でのんびり過ごす」などでお楽しみください。

松本駅から徒歩20分ほどの松本城を観光するのも良いかもしれません。

 

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【12:28 松本駅

姨捨駅には特急しなのが止まらないので、普通列車で向かいます。

ここから45分ほどで姨捨駅に到着です。

 

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【13:16 姨捨駅】

駅のホームから見ただけでも、とても綺麗な風景です。

話には聞いていましたが、想像以上の綺麗さでした。

久しぶりに「感動した」という気持ちが芽生えました。

 

日本三大車窓姨捨の他に、以下の2つです。

現在も定期運行される列車が行き交い、下車してゆっくりと景色が堪能できるのは、日本三大車窓の中でも姨捨だけかもしれません。

 

 ・矢岳越え

 矢岳越えは、JR肥薩線熊本県・宮崎県の県境付近にあります。

 特急「いさぶろう・しんぺい」は、矢岳越えの途中に線路上で停車してくれます。

 

 ・狩勝峠越え

 狩勝峠越えは北海道にありますが、残念ながら既に廃線となっています。

 

姨捨の絶景は、写真では伝わらないところも多々あるかと思います。

実際に訪れることを強くおススメします。

 

ちなみに、姨捨に訪れるための手段は、普通列車のみではありません。

長野駅発着の臨時快速「ナイトビュー姨捨」、クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」も姨捨駅に停車します。

是非、お好きな列車で姨捨駅を訪れてみてください!

 

次の列車までは50分ほどあります。

特に予定を決めていませんでしたが、駅の周りを気の向くままに歩いていたら姨捨公園を見つけました。

 

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姨捨公園までの行程はこちらです。

写真と撮影時間を記します。

ゆっくりと進んでいるので時間はあまり参考にならないかもしれませんが…

 

(上図の説明)

駅を出て右に進むと、踏切があります。

その踏切を渡った先の狭い階段を下りて、別の踏切を渡ると公園に到着です。

※遮断機がありませんので、通行の際は十分ご注意ください。

公園に入ると道が2つに分かれますが、左の道を選びました。

 

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左の道を進んだ先の景色がこちらになります。

駅から見るよりも開放的な景色です。

もちろん、駅からの景色も素晴らしいですが、お時間がある方は姨捨公園からの景色をご覧ください。

 

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同じ場所から、左を向いて写真を撮るとこの景色です。

タイミングが合えば、通過中の列車を撮影できます。

 

ところで、篠ノ井駅の時刻表から逆算すると、そろそろ特急しなのが姨捨駅付近を通過する時刻です。

姨捨駅付近を通過する写真を撮りたかったので、雪が積もる道を公園の入口まで小走りで戻ります。

公園の入口まで戻ると、姨捨駅の松本方面寄りにある踏切の音が聞こえました。

 

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【13:37 特急しなの9号 姨捨通過】

ちょうどいいタイミングで撮影できました。

この写真はお気に入りで、Twitterの方でも何度か上げさせてもらってます。

 

姨捨出発まで30分ほど、今度は駅に戻って写真を撮ります。

 

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駅のホームから棚田を撮影しました。

姨捨は、連なる棚田に月が映る「田毎の月」が美しいことでも有名です。

 

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待合室はこのようになっています。

夜景の写真も飾ってあります。

次に来たときは、自分の目で夜景を見てみたいです。

 

正直、1時間も何をしようかと思っていましたが、1時間では足りないくらい素敵な場所でした。

今回は雪景色をお届けしましたが、きっと夏や秋もまた別の素敵な景色が見られると思います。

 

ちなみに、何故「姨捨」なのかの由来に関してはこちらに記載しています。

 

姨捨だけではなく、過去に行った場所を地図上にまとめています。

良ければ他の場所もご覧ください。

 

話は旅に戻りまして、14:09発の長野行きで姨捨を離れます。

次は、篠ノ井駅しなの鉄道に乗り換えです。

 

長野行きの列車は姨捨駅を一旦松本方面に発車し、途中で折り返して篠ノ井・長野方面に向かいます。

このように、進行方向を変えながら進むことやその設備を「スイッチバック」といいます。

主に山岳地帯で線路の傾斜をなだらかにするため、等の理由で使われる技法です。

急な坂の途中に駅を設置することを避けるため、スイッチバックを用いて水平な位置に姨捨駅を設置しました。

 

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少々分かりにくいかもしれませんが、スイッチバックを行ったときの写真です。

写真に見える線路が、姨捨駅からスイッチバックのポイントまで走った線路、現在走っている線路が篠ノ井・長野方面へと向かう線路です。

 

ちなみに、篠ノ井駅へ向かう途中、姨捨駅と稲荷山駅の間にも桑ノ原信号場というスイッチバックのポイントがあります。

列車によってはそのまま通過しますが、桑ノ原信号場でのスイッチバックも是非お楽しみください。

 

 

 

 グリーン車よりも高級!グランクラスのご紹介


 

ここからは、上田・別所温泉を経由をして、北陸新幹線グランクラスで帰宅するまでをお伝えします。

 

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【14:49 篠ノ井駅

上田駅までは、しなの鉄道に乗車します。

一見、普通の列車ですが、自動ドアに慣れている方は驚くポイントがあります。

 

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手でドアを開けるんです。

ドア横にボタンが付いている列車は目にしたことがあると思いますが、手で開けるタイプは珍しいです。

 

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【15:19 上田駅お城口】

真田家ゆかりの地ですので、至るところに六文銭がデザインされています。

上田駅には、しなの鉄道上田電鉄北陸新幹線の3路線が通っています。

 

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(特上)鴨そば 520円

新幹線の改札付近にある「ちくま・そば処」さんで昼飯を頂きました。

普通の麺と特上そば(生そば)が選べますが、生そばをおススメします。(差額50円)

 

この後は、上田電鉄別所温泉へ向かいます。

しかし、2020年4月現在も上田駅からは上田電鉄には乗車できません。

 

2019年の台風19号により、千曲川にかかる橋梁が崩壊しているからです。

よって、上田駅~城下(しろした)駅は代行バスによる輸送を行っています。

 

行程に余裕があったので、行きは城下駅まで徒歩移動です。

すんなり歩けば15分程度で到着すると思いますが、ゆっくり歩いていたので25分ほどかかりました。

 

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千曲川です。

このように、橋の右側を修理しているところです。

いち早く復旧できることを祈っています。

 

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【16:35 城下駅

ここから、別所温泉へ向かいます。

これは東急電鉄じゃないか?とお思いの方、正解です。

東急の車両は、引退後に上田電鉄、大井川鐡道、富山地方鉄道などで活躍しています。

 

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【17:02 別所温泉駅

城下駅から30分弱で、別所温泉駅に到着です。

風情があって素敵な駅舎です。

 

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別所温泉駅にて、長野県制覇を達成しました!(最後に駅メモ的注釈あり)

ちなみに、記事の執筆中にスクリーンショットを撮ったので、端末の時刻が12:51となっています。

 

実際に長野県制覇を達成した時刻は、獲得日欄の通り2/9の17:00:35です。

別所温泉駅に到着する前にチェックインボタンを押しているので、駅到着時刻よりも2分早いです。

 

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【17:43 城下駅

帰りは、代行バスを使います。

 

バス乗車から10分ほどで上田駅に到着しました。

あとは、グランクラスで帰宅するのみです。

 

30分ほど時間がありますが、することが無いのでホーム上の待合室で待っていました。

 

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【18:29 上田駅北陸新幹線 大宮・東京方面ホーム)】

いよいよグランクラスに乗車です!

 

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車内は驚くほど極上な空間です。

窓枠の脇から溢れる光からも高級感を感じます。

姨捨で雪の中を歩いた疲労は、グランクラスですっかり癒されました。

 

バックシェル付きの座席なので、後ろの方を気にすることなくリクライニングできます。

また、テーブルは肘掛の下からスライドする形で出てきます。

スリッパも備え付けられていますので、靴を脱いでくつろぐこともできます。

 

決して安価ではないですが、満足いただけること間違いなしです!

経済も滞っている状況ですので、新型コロナウイルスが落ち着いたら経済を回すために最高級座席のグランクラスでも旅行をご検討ください。

 

ちなみに、今回利用したグランクラスは「飲料・軽食なし」のタイプです。

アテンダントによるサービスが無い代わりに、静かな空間でくつろげます。

 

「飲料・軽食あり」ですと、ワイン・日本酒・ソフトドリンク等の飲み放題、日本料理店の方が監修した軽食やお菓子などのサービスがあります。

アイマスクや靴ベラなどのアメニティもアテンダントにお願いすると持ってきてくれますし、アメニティのお持ち帰りも可能です。(ブランケットは持ち帰り不可)

 

※ご注意

2020年6月末までは、グランクラスの発売を見合わせることが決まっております。

サービスが再開されたら是非、ご利用ください。

 

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ちなみに、今回の旅では「週末パス」を使用しました。

関東甲信越周辺のJR東日本の路線だけでなく、今回利用したアルピコ交通しなの鉄道上田電鉄代行バス含む)など沿線の私鉄もフリー区間に含まれる便利なフリーパスです。

 

週末パスに関して、詳しくはこちらの記事をご覧ください!

  

 

 

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!

今回の旅の記事を見て、小海線姨捨グランクラスに興味を持っていただけたら幸いです。

 

次回は4/25(土)の更新予定です。

ほとんどの方が真似をしないであろう、インパクトの強い旅をご紹介します。

 

 

 

2020/2/9の移動

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2020/2/9の全行程

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駅メモ的注釈

 

新島々駅周辺の行程に関して】

新島々駅まで乗車した理由は、アルピコ交通上高地線を制覇するため&鉄道むすめイベントの対象駅だったからです。

レーダーで処理するならば森口駅まで乗車すれば、新島々駅が射程圏内(12駅以内)となります。

ちなみに、中央西線大糸線から新島々駅を射程圏内に含めることは不可能です。

 

【長野県制覇に関して】

前回と今回の記事で紹介した行程のみでは、長野県の制覇はできません。

今回の旅以前に、長野電鉄飯田線などの路線を制覇しているので、今回の行程で長野県制覇が可能となりました。

長野県を制覇したい方、行程を組む際はご注意ください。

 

 


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